最大公約数:差の約数が候補になる
28と35の両方を割り切れる数なら、差の7も割り切れるはずです。
7の約数は、7と1。
28 ÷ 7 = 4
35 ÷ 7 = 5
最大公約数は 7。
候補を、28の約数から差7の約数にしぼれました。
暗算・計算のやり方 / 5年生から
両方の数の倍数や約数を、全部書き出す必要はありません。
どちらの数から、どの順に探すかを決めると、暗算でも見つけやすくなります。
ここでは、0を含まない2つの正の整数を考えます。「次へ」で例題の続きを確認できます。
最小公倍数は、両方の数の倍数になっている、いちばん小さい正の整数です。
大きい数の1倍 → 2倍 → 3倍…を、小さい数で割ってみる。
小さい数でも割り切れたら、それが答えです。小さい順に試しているので、最初に見つかったものが最小になります。
18 ÷ 12 = 1 あまり 6
割り切れないので、次の倍数へ。
18 × 2 = 36
36 ÷ 12 = 3
割り切れた! 36は12の倍数でもあります。
12と18の最小公倍数は 36。
18の倍数を小さい順に調べて、最初に両方の倍数になったのが36です。
2倍から始めず、1倍を忘れずに!
8と24なら、24はすでに8の倍数です。最小公倍数は24。2数が同じなら、その数が答えです。
最大公約数は、両方の数を割り切れる、いちばん大きい正の整数です。
小さい数の約数を大きい順に選び、大きい数を割ってみる。
大きい数も割り切れたら、それが答えです。大きい順に試しているので、最初に見つかったものが最大になります。
18 → 9 → 6 → 3 → 2 → 1
18÷1=18、18÷2=9、18÷3=6…と、割り切れる組を思い浮かべましょう。
24 ÷ 18 = 1 あまり 6
24 ÷ 9 = 2 あまり 6
どちらも割り切れません。
24 ÷ 6 = 4
18と24の最大公約数は 6。
6は18の約数でもあり、これより大きい候補はすべて確かめました。
小さい数そのものも、約数です。
8と24なら、24÷8=3。最大公約数は8です。1以外に共通の約数がなければ、答えは1になります。
たとえば28と35。差を計算すると、35−28=7です。この小さな7が、どちらの問題でも手がかりになります。
28と35の両方を割り切れる数なら、差の7も割り切れるはずです。
7の約数は、7と1。
28 ÷ 7 = 4
35 ÷ 7 = 5
最大公約数は 7。
候補を、28の約数から差7の約数にしぼれました。
35は「28+7」。35を何倍かした数は、同じ倍数の28より、7の何倍かだけ大きい数です。
差の7を1倍、2倍、3倍、4倍すると…
7 → 14 → 21 → 28
4倍で初めて28の倍数になります。だから35も4倍すれば、28で割り切れます。
35 × 4 = 140
140 = 28 × 5
最小公倍数は 140。
約数の見方:2本の棒を同じ長さでぴったり区切れるなら、残った「差」もその長さで区切れます。逆に、小さい数と差を割り切れる数は、その和である大きい数も割り切れます。
倍数の見方:35×4=(28+7)×4=28×4+7×4。
前半の28×4はすでに28の倍数なので、後半の7×4も28の倍数になればよいのです。
「差=最大公約数」とはかぎりません。
18と30の差は12ですが、18は12で割り切れません。12の約数を大きい順に試すと、6が見つかります。最大公約数は6です。差だけで決めず、割り切れるか確かめましょう。
2数が同じで差が0なら、差を使わず、その数が最小公倍数にも最大公約数にもなります。
それぞれの最小公倍数と最大公約数を考えてから、解説を開きましょう。
最小公倍数は24。12は8で割り切れず、12×2=24は割り切れます。
最大公約数は4。8の約数を8、4…と試すと、12÷4=3。
差は8。16も24も8で割り切れるので、最大公約数は8。差8の2倍が16になるので、最小公倍数は24×2=48です。
36÷12=3。大きい数36が小さい数12の倍数なので、最小公倍数は36、最大公約数は12です。
差は10。20も30も10で割り切れるので、最大公約数は10。差10の2倍が20になるので、最小公倍数は30×2=60です。